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日産婦と日産婦医会の報告によると10年後の2024年に地方で分娩医が激減する見込みであるようです。
お産に関してのデータというのは従来厚生労働省の統計でも専門でまとめたことが少なく、地方ごとのデータがまとめられるケースはほぼ初めてと言ってもよいでしょう。
今回の激減の背景には、高齢の医師が退職する傾向が高まり、一方で若手の医師がおいついていないという「一般的な医療業界にありがち」な問題があります。
特に人口の減少傾向にある地域では1000人あたりの分娩医の人数が減って行き、東京や大阪などの都市圏では逆に増えるというような動きなることが想定されています。
このことは地方の過疎化、少子高齢化がさらに進む一つの要因になるだけでなくもっと大きな問題を含んでいます。
それはシステムを改善することが非常に難しいということです。
このシステムを変えていく動きというのは相当の努力が必要になることが間違いありません。
地方では出生数が減るので需要が少なくなり、分娩医がいない地域では子供が生まれないので引っ越しを検討するという形で良くないサイクルが出来上がっていってしまいますね。
そうするとこの数字に気付き、対策を立てようとしても時既に遅しという場合が多いのです。
少子高齢化の対策の一つとして、国、自治体には積極的な産婦人科の支援を行っていただきたいです。
ソース:http://www.asahi.com/articles/ASGBB53R3GBBPTIL01F.html
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